高校野球では春の選抜甲子園大会に向けて熾烈な戦いが始まっている。秋の神宮大会は全国の地区大会を勝ち抜いた11校が一堂に会して秋の最強チームを決定する戦いが繰り広げられる。
地区大会で結果を残したチームの選抜甲子園への出場はほぼ内定している状態と言えるが、この大会の結果いかんによっては、地区の出場枠の増加も見込まれるため、他の地区の有力チームにとっても注目すべき大会となるだろう。
神宮大会は3年生が卒業した後の新チームでの戦いとなるため、まだまだ発展途上の選手たちの戦いなのだが、今から選手たちを追いかけることで、夏の大会への成長を確認することができる。夏の甲子園で活躍したチームは、新チームの形成までに時間が短いため、秋の大会や春の大会では活躍できない傾向にあると言える。
夏の大会を勝ち抜いたうえ、神宮大会にも出場してくる強豪チームは、真の強豪校と評価したい。神宮大会ではいきなり昨夏大会の覇者である作新学院が開幕試合いに登場する。相手は同じく昨夏の大会で活躍した明徳義塾だ。明徳は甲子園で作新に負けているので先輩たちの雪辱を晴らす戦いとなる。
一方の作新学院は昨夏のエース今井が抜け、関東大会をエースの左腕大関一人で戦っている。情報によるとほかにも投手はいるが、今のところ発展途上ということで、大関一人での戦いを余儀なくされているそうだ。
(神宮大会高校の部の試合日程)
◆2016年11月11日(金)
8:30~
作新学院(関東地区代表)×明徳義塾(四国地区代表)
結果 2 – 7
11:00~
履正社(近畿地区代表)×仙台育英(東北地区代表)
結果 5 – 1
◆2016年11月12日(土)
8:30~
静岡(東海地区代表)×早稲田実業(東京地区代表)
結果 3 – 5
11:00~
札幌第一(北海道地区代表)×宇部鴻城(中国地区代表)
結果 6 – 5
◆2016年11月13日(日)
8:30~
福岡大大濠(九州地区代表)×明徳義塾(四国地区代表)
結果 2 – 0
11:00~
履正社(近畿地区代表)×福井工大福井(北信越地区代表)
結果 4 – 3
(準決勝以降の日程)
◆2016年11月14日(月)
10:30~
早稲田実業(東京地区代表)×福岡大大濠(九州地区代表)
結果 6 – 4
13:00~
履正社(近畿地区代表)×札幌第一(北海道地区代表)
結果 7 – 2
◆決勝戦
2016年11月15日(火)
10:30~
早稲田実業(東京地区代表)×履正社(近畿地区代表)
結果
各地区の代表は選抜甲子園出場濃厚だ。1回戦の作新学院×明徳義塾、近畿地区代表と東京地区代表の行方など、見どころが多い大会となる。仙台育英は佐藤世那投手を擁して優勝した前々回大会以来の優勝を狙う。
静岡高校は公立進学校として並みいる強豪私学とも互角以上の戦いを展開するだろう。私の予想としては今のところ作新学院よりも明徳義塾が優位と見ている。
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