コンビニで恵方巻が販売されるきっかけとなりましたのは、平成10年にセブンイレブンから登場した丸かぶり寿司恵方巻だったそうですが、現在ではほとんどのコンビニで恵方巻が販売されております。
クリスマスなどのケーキと違いまして、恵方巻は太巻き、すなわちごはんです。これをコンビニで予約までして食べたいか?と言われると微妙なところではあります。
どうせ食べるならおいしいにこしたことはありませんが、縁起を担ぐのが目的であれば、ご家庭で太巻きを作られてもよろしいのではないか?と思っております。
元々、関西地方の習慣として定着していた恵方巻は、セブンイレブンが火付け役となり、今や関東でも知られるようになりました。
豆まきとか、年の数だけ豆を食べるとか、「鬼は外、福は内」よりも、恵方巻を食べる方のほうが多くなりつつあるような気がしてなりません。
【豆まき離れ?が進む理由】
豆まき離れが進む理由の大きな一つが、「儲からない」ということに尽きるでしょう。
恵方巻のような商品であれば、高級な素材を使用して商品化することも可能なので、お店などにとっては好都合です。考えてみれば、クリスマス、ハロウィン、バレンタイン、何でもかんでも商売のためのイベントです。
ついにひな祭りも商人が触手を伸ばし、恵方巻なる家でも簡単に作れるものを大売出しし始めたため、消費者はより手軽なコンビニで恵方巻を求めて、家族全員で食べるようになりました。
噂によると、関東の学校給食にも、恵方巻が出るということで、豆まきから恵方巻への流れは今後も加速していくものと思われます。
私が子供の頃は、家で豆まきをやった後片付けを翌日に母親がぶつくさと文句を言いながらやっていましたし、幼稚園では鬼に扮した若い先生を子供たちが追いかける姿も見られました。
これからは、園児みんなでその年の恵方を向いて、太巻きをまるかじりするという光景が当たり前になるのかもしれません。
長い恵方巻を切らずに食べることで、縁が切れないとか、福を巻くという意味が込められているそうです。ま、どんなものでも良いように解釈すればどうにでもなるということです。
【本当は節分っていつ?】
節分というのは、季節の変わり目のことを言いますから、年に4回あります。
立春、立夏、立秋、立冬の前日のことをそれぞれ節分と言いますが、主に立春の前日、つまり2月3日を指すことが多いそうです。
もしかしたら、これからは年に4回も恵方巻を食べなくてはいけなくなりそうで、ちょっと怖いですね。
2月はバレンタインデーと、節分、二つの行事で年末年始から少し落ち着く商戦を盛り上げようという意図があることがわかります。
この辺りは、しっかりと子供たちに伝えておきたい内容ですね。
【2016年の恵方は南南東】
2016年の恵方は南南東だそうです。南南東って南なのか東なのか・・限りなく南を向いてちょっと東を向くのが南南東です。
そもそも恵方というのは、神様のいらっしゃる方角を指すものです。
なぜ神様のいらっしゃる方角が毎年違うのか・・についてなど、詳しいことは自分で調べてください。
とにかく今年は、南南東を向いて、コンビニで買った恵方巻を食べれば福が来るということです。考えてみればついこの前、神社に行ってお賽銭を投げ入れ、今年1年の福を願ったはずなのです。
それからたった2ヵ月で、おいしいものを食べながら福を願って良いものか・・。
【コンビニで販売される恵方巻がすごい】
ちなみに、恵方巻が初めて日本に登場したとされる資料は、昭和7年に発行されたチラシだそうです。
巻き寿司自体は戦国時代からあったとも言われております。
コンビニエンスストアが日本で最初に登場したのは、1960年にオープンしたマミー豊中店でした。セブンイレブンは初の日本型コンビニエンスストアとして、1974年に豊洲にオープンしたのが始まりです。
それから50年以上の月日が経ち、コンビニエンスストアは街中にあふれかえり、地域のインフラとしても大活躍しています。
郵便ポストやキャッシュディスペンサーなど、生活に欠かせないものとなりました。
そんなコンビニで販売さ入れているすごい恵方巻をいくつかご紹介させていただきましょう。
こちらはセブンイレブンの恵方巻「こだわりの上恵方巻」580円(税込)の商品です。金ごまや真穴子など、おいしそうな食材をぐるっと太巻き、一年に一度食べるなら、このくらいの太巻きで福を呼び込みたいものです。
こちらはローソンで販売される予定の「リラックマ恵方巻セット」680円(税込)です。リラックマの大好物であるオムライスを恵方巻にしたそうです。
ここまでくると、もうなんでも巻けば良いという考え方です。
そしてこちらは、ファミリーマートで販売される予定の恵方巻、国産牛焼肉恵方巻500円(税込)、海鮮恵方巻700円(税込)です。彩も豊かで食欲をそそりますね。
各コンビニでは予約販売を受付中で、ファミマでは1月28日(木)まで予約を受け付けているようです。
【家で恵方巻を作ってみるのもアリ】
恵方巻と言えども太巻きですから、もちろん家庭で作ることも簡単にできますね。
お正月が終わり、家族との時間が少なくなっていませんか?そんな時は、インターネットでレシピを調べて、家族みんなで作ってみるのも絶対ありだと思います。
定番のかんぴょう、きゅうり、椎茸、お肉、たまご焼き、何を巻いても恵方巻は恵方巻、家族みんなで巻くからこそ、より多くの福が家族全員に訪れますね。
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