2016年はまれに見る暖冬ということで、桜の開花も例年になく早まりそうですね。
暖冬と言っても、桜の季節である3月末の朝晩はまだ、真冬の厳しい寒さが残ることもあり、不安定なお天気が私たちを悩ませそうです。
桜の開花について、一つ頭に入れておきたいことがあります。
それは東京の開花時期は3月25日ごろであり、満開となるのは、開花から約一週間後となる、ということです。開花予想を気にしていらっしゃる方が多いとは思いますが、開花時期はズレても平年から3日~4日程度です。
ただし、桜という花は、開花からせいぜい10日程度しか持ちません。関東では桜が満開になるころ、丁度にわか雨も多く、桜が早く散ってしまうことが多いです。
開花から満開になるまで3日程度、そこから間もなく桜は散り始めるということを覚えておきましょう。
お酒を飲まれる方にとっては、お花見が楽しみの一つですね。ポカポカ陽気の桜の下で、お酒を飲みながらワイワイと盛り上がった経験をお持ちの方はうらやましい。
【桜の開花時期を予想するのは難しい】
桜前線というものがあり、すでに毎年のデータが集められておりますので、桜の開花時期を予想するのは難しくないのではないか?と思います。
しかし、桜はとてもデリケートな花なので、気温によっても散り始める時期が異なりますし、当然咲き始める時期も直前で前後したりもします。
大事なことは、カレンダーとにらめっこして、どの日をお花見の日にするか?です。花見のシーズンが近づいてきましたら、インターネットなどで、直近の開花予想を調べるのが一番です。
今年は、暖冬のおかげで、少し桜の開花も早まるのではないか?と予想していますが、関東に住む私としては、何とか入学式くらいまで、桜が楽しめるといいなぁと思います。
桜は出会いの季節を象徴する花なので、真新しいスーツや学生服、華やかな着物がとてもよく似合います。
ちなみに、ソメイヨシノの花ことばは「優れた美人」です。名前に桜の文字が含まれている女性の方は、もしかしたら、優れた美人になるようにとの願いが込められているのかもしれません。
・枝垂桜 ⇒ 「優美」「ごまかし」
・八重桜 ⇒ 「豊かな教養」「善良な教育」「しとやか」
・山桜 ⇒ 「あなたに微笑む」「純潔」「高尚」「淡白」「美麗」
桜にもこのような花言葉があるんですね。清楚で教養豊かというイメージのお花であることがわかります。
【都道府県別桜開花予想について】
2016年の桜の開花は昨年よりもやや早くなると予想しています。以下は主要都市の昨年の開花時期となりますので、ご参考にしてください。
・北海道(札幌) 4月22日
・宮城県(仙台) 4月 3日
・栃木県(宇都宮市) 3月30日
・東京都(都心) 3月23日
・神奈川県(横浜) 3月23日
・長野県(長野) 4月4日
・愛知県(名古屋) 3月21日
・広島県(広島) 3月24日
・福岡県(福岡) 3月22日
・鹿児島県(鹿児島) 3月21日
北海道と沖縄を除いては、開花時期に思ったほど大差はありませんでした。3月末頃から4月の頭まで、美しい桜をできるだけ長く楽しみたいですね。
【桜の名所について】
日本全国津々浦々、桜の名所と呼ばれる場所はたくさんあります。学校の校庭や運動公園など、身近な場所にも美しい桜が咲く場所があるはずですので、是非探してみてください。
私の家の近くの運動公園では、春になると提灯に明かりがともされ、夜の桜を楽しむことができます。特に枝垂桜は圧巻で、空から降り注いでいるかのような圧倒的な存在感です。
全国の有名な桜の名所には以下のような場所があります。もし、時間がありましたら、たまには遠くの名所まで、足を運んでみてはいかがでしょうか?
◆隅田公園(東京都)
東京の桜の名所として有名なのが隅田公園の桜並木です。最近では春のスカイツリーと共に楽しまれる方が増えているそうです。水辺と桜、これ以上の名所は他にはなかなかありません。
◆弘前公園(青森県)
こちらの桜も死ぬまでに一度は見てみたい桜です。ここにあるソメイヨシノは、日本最古のものだそうで、特に夜間ライトアップされた弘前城とのコラボレーションは、写真を見ているだけで気を失いそうなほど美しいです。
涙が出そうなほど綺麗でしょ。
※この写真は「http://www.aomori360.com/modules/gnavi/?lid=30」より転載させていただきました。
◆松本城(長野県)
国宝の松本城の周りにも多くの桜が咲き乱れます。個人的に、桜とお城のコラボレーションほどロマンチックな桜はありません。力強く、美しく、私の人生など、この桜とお城の歴史から比べれば、細く短いものでしかありません。
◆平安神宮(京都)
桜のシーズンを楽しむなら、日本全国を見ても京都に勝る観光地は無いでしょう。京都の街全体が桜色に燃え上がるのが桜のシーズンである3月下旬から4月上旬です。
ただ、この時期の京都は秋の紅葉シーズン同様に混んでいます。
日本全国の桜の名所をいくつかピックアップさせていただきましたが、やっぱり桜は、水と城とのコラボが一番。水面に映りこむ桜の上に桜の花が舞い散る姿・・何とも言えません。
【2016年は桜を楽しもうと思う】
毎年、3月の年度末、そして年度初めは、仕事が忙しくて桜を楽しむどころではありません。
気が付いたら満開の桜が雨にぬれ、いつの間にか道路が桜の花びらで埋め尽くされているのです。今年こそは、満開の桜を眺めながら、一人静かに過ごしたいと思います。
不思議なもので、年齢を重ねれば重ねるほど、景色が美しく見えるようになってきました。
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