何かとお騒がせの北朝鮮の情勢について、無責任に独り言をぼやいてみたいと思います。今や北朝鮮の金正恩体制がいつまで続くのか?というのが国際的な関心ごとになっているわけですが、金正恩氏の異母兄である金正男氏の暗殺によって、事態は一層深刻化する可能性があります。
以前から言われていたことですが、金正男氏は中国政府の保護下にあって、現体制が万が一崩壊した時に、後継者として中国が推すのではないか?と言われていました。中国としては自分が保護してきた人が首領になることで、これからも朝鮮半島に大きな影響力を行使できると考えていたかもしれません。
ところがあろうことか金正男氏が暗殺されてしまったことで、中国にとっては切り札を失ったことになり、体制崩壊後の保険を失ってしまったことになりました。
金正恩氏としては、体制を脅かす存在が消えたことを喜んでいるのかもしれませんが、客観的に見ればそうではありません。中国は怒り心頭間違いなしですし、アメリカも体制崩壊後の主導権争いに中国と互角以上に渡り合えるようになったため、軍事行動に一歩近づいたのではないか?と思うのです。
そして中国とアメリカの朝鮮半島における覇権争いで微妙な存在となっているのが韓国です。韓国はアメリカの迎撃ミサイル導入で中国と対立しているほか、慰安婦問題では日本とも対立し、八方ふさがりの状態になっています。例えば中国がもっと過激にミサイル導入に反対すれば、朝鮮半島情勢は一気に不安定さを増すことになります。
なんとなく、韓国の現在の情勢は作られたもののように見えるのは私だけでしょうか?アメリカと中国のさじ加減一つで、朝鮮半島を取り巻く環境は一気に激変することになります。金正男の暗殺、現在の韓国の状況、偶然のタイミングだと思われますか?
今回、中国がついに北朝鮮からの石炭の輸入を停止する措置に踏み切りました。北朝鮮にとって対中国への石炭の輸出停止はかなりの打撃となります。一説には、この措置は中国にとって政治的にも重要な役割を果たす予定で、莫大なお金を使って守り抜いてきた金正男氏を暗殺された中国の報復ではないか?とも言われています。
いずれにしても、ついに日本の近くで何かヤバイことが起こってしまいそうな空気がプンプンです。
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